信者ちゃんダイアリー02

~~マラソン大会当日~~

 

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

信者ちゃん「ウん!!」

 

信者ちゃん「……ハァハァハァ。まだ一周目か……。」

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

信者ちゃん「(なんかさっきも聞いたような)……ウん!」

 

信者ちゃん「ハァハァハァ……。ようやく二周目だ……。」

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

信者ちゃん「……うん。」

 

信者ちゃん「ハァハァハァ……。ようやく三周目か……。」

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

信者ちゃん「それしか言わないじゃん!」

 

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

友ちゃん「一緒に走ろうね!!」

 

彼女は一緒に走ろうね!という掛け声と共にトラックを全速力で駆けていったのだ。

 

私は不登校になって、風のうわさで聞いたのだが、彼女は深夜の学校グラウンドでも「一緒に走ろうね!」と言いながら、トラックを走ってるという噂があるらしい。

 

そうして、私は、家に帰って、カブトムシの交尾を見た後に、初代ピクミンを起動し、赤ピクミンを100匹連れ出して、水の中に沈めたのだった。